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「実際の設定方法」

 

では、このホワイトバランスをどうやって設定するのでしょうか。

私は写真のようなGRAYSCALE(グレースケール)を使用しています。

 

グレースケール

 

これを撮影光源下で撮影しデフォルトのホワイトバランス、つまりカメラ付属の「太陽マーク」や「蛍光灯マーク」ではなく、その場でホワイトバランスを計り「白が白く」写るようカメラに光源の「色の偏り」を教えてあげます。

撮影は、フレーム一杯一杯にGRAYSCALE(グレースケール)を写し込みましょう。

 

*プリセット方法は各カメラ取扱説明書をご覧ください

*下の写真でもわかるように、グレースケールには上下縦横はありません。

斜めで使用しても構いません。

 

測定風景

 

ここで、疑問。

「このGRAYSCALE(グレースケール)、3パートに別れているし、どのパートを撮影すればいいの?」と疑問符が湧いてくると思います。

 

通常はどれか一カ所アップで撮影すれば十分なのですが、

下の写真のように私は3パート全体をファインダー内一杯に撮影しホワイトバランスを得ています。

ファインダー越し

なぜかと言いますと、3点理由があります。

あくまでも私の持論でありますが・・・(笑)

 

 

持論その1

3パート全体を1回で撮影することにより、白、グレー、黒での反射光がミックスされた光が入ることになります。

と言うことは「平均」のホワイトバランスがとれるのではないかと考える、平均大好きな日本人的発想です(笑)

 

これはあくまで経験上の感覚ですが、1パート部分から得たホワイトバランスではその他2パート部分に何かしらの色被り、つまりRGB値のバラツキ、色の偏りが生じることがおおいような気ががします。

 

例えば、白いパートをファインダー一杯一杯に撮影しホワイトバランスを得た場合、当然白い部分のRGB値は同等値になっていると思われますが、それ以外のグレー部分や黒部分に「少〜し暖色系のグレー」や「少〜し赤浮きした黒」になっていることもあるような気がするのです。あくまでも「気」ですよ(笑)。実際にはそんなことはありませんが。

 

ですので、3パート一緒に撮影し平均を得てしまおうと言う作戦です。

 

下の写真は「気」のイメージを伝えやすいように色の偏りを強調した画像です。信じるか信じないかはあなた次第です!(爆笑)

 

色被り例

 

 

持論その2

チャート全体を撮影しておくと白、グレー、黒の色被りをフォトショップ上で一発確認でき便利!

下の写真は白熱球を使用しホワイトバランスを設定してから撮影した画像です。各パートでのRGBバランスはとれていますね。

 

アップで全体

 

 

持論その3

アップで写すのがめんどくさい

カメラを移動させるのが面倒、だったりマクロレンズに付け替えないとチャートの1パートだけを写すのは難しかったりするので。

この持論3かなり共感いただけると思いますが・・・(笑)
また、計測の際は、できれば本番のライティングでおこない、GRAYSCALE(グレースケール)の表面が反射しないようにライティングをおこないましょう。ライトを動かすのが難しい場合はGRAYSCALE(グレースケール)の角度を調整し表面がテカらないようにしましてもOKです。

 

 

それでは、各光源でホワイトバランスをとった後撮影してみました。

 

設定後のピーマン

 

結果は「チャート」「ピーマン」共にどの光源でも大体同じ仕上がりとなっているのがわかります。

この「大体同じ」がポイントで、全くどの光源でも同じ仕上がりを期待しない方がいいでしょう。80点ぐらいがちょうど良いです。

 

ただ、前回ご紹介しましたホワイトバランス一回目で提示しましたデフォルト・ホワイトバランスを使用し撮影した画像↓より遥かに上質なものとなっているかと思います。

 

デフォルトでのピーマンの見え方

 

以上より、はじめの一歩「ホワイトバランス」の重要性を理解していただけたかと思います。

最初のボタンの掛け違いが後々の大きなズレとならないためにも。

 

 

・・・次回に続く

 

ヒッポ写真事務所・風間大輔 /著

 

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