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第3章/モニター〜プリンター

「モニター、プリンター」

 

撮影前の設定、ホワイトバランスは前回、前々回のご説明でご理解いただけたかと思います。

そこで今回は、その画像を視るモニターです。

今回は少〜し難しい内容となりますが、「あ、こう言うことだったのね」と思ってくれるだけで良いかと思います。

 

さて、そのモニター。撮影画像を観察すると、

「???あれ、な〜んか違う、こんな色味じゃない!、え!何で?、モニターがショボイ!?」

とまたもやでました機器のせい。

これが世の常人の常(笑)

撮影した色味をそのままモニターで再現できれば良いのですが、そうは問屋が卸さない!

 

そうならないために「色再現3種の神器」をご準備されることをお勧めします。

 

1/カラーマネージメント対応ディズプレー

2/カラーマネジメントツール

3/Adobe photoshop

 

キャァ〜〜〜〜

「えっ!お金かかるの!」と悲鳴が私にも聞こえてまいりますが、想像してみてください、天秤を・・・。

 

天秤

 

100%と言えませんが、多少なりとも色再現の悩みから開放される「爽快感」と、これまで通り色再現の呪縛に悩み続ける「悩む自分」を。

比較したらどちらが有益で重たいか。

 

 

ということで、1/カラーマネージメント対応ディズプレーです。

 

私が使用しているモニターは、三菱RDT221WH。

6〜7年も前のものですが故障もなく現役で頑張ってくれています。

ありがとう!

 

display

 

当時の記憶が定かではありませんが、購入した時は7〜10万円ぐらいはしたかと思います。

しかし、今では中古ではありますが「ヤフオク」にて7千円ほどで出品されていました(涙)

 

液晶モニターは足が速く価格下落のスピードが非常に早い商品です。

ですので、個人的には2〜5年落ちの新・中古品でも十分だと思っています。

 

 

そして、2/カラーマネジメントツールです。

 

私は、エックスライト社の「color munki PHOTO(カラーモンキー フォト)」

これも6〜7年前に購入しましたが、確か5万円前後だったと思います。

これが非常〜に優秀で、モニターとプリンターの調整、同調が簡単にセットアップできます。

 

カラーマネジメントツール

 

 

そして、3/Adobe photoshop

 

photoshop

言わずと知れた画像編集ソフト。当然カラーマネージメントにも対応しています。写真はCS5アップグレード版です。私はPhotoshop/CS2からCS5にアップグレードしました。
CS5新規購入版の25%ほどの金額で最新ソフトにアップグレードできますので経済的に助かりました。

 

 

さぁ、3種の神器が整いました。

個々の使い方は後々にして、ここで色再現のをご説明します。

そこでホワイトバランス1章で登場した迷宮トライアングルを思い出してください。

トライアングル

 

また、下の図もご覧ください。

上のトライアングルにはなくて、下の図にはあるものは何でしょうか。

 

ヒント

 

答えはこれです↓

監督

 

 

そうです監督です。

 

あの迷宮トライアングルにも監督がいれば一つにまとまるのです。

監督トライアングル

人にもいろいろな性格があるように機器それぞれにも性格がありバラつきがあります。それをまとめ一つのチームとするのが監督であり、その監督がいなければみんな好き勝手に「個」を主張することでしょう。

 

この監督が、mac/OSに備わっている「ColorSync/カラーシンク」です。
一つの会社で例えると、「株式会社MAC/OS御中ColorSync部●●係様」のような感じでしょうか。

 

そして、その機器ごとの性格(色再現)を聞き取り調査し監督に伝えるのがカラーマネジメントツールなのです。

上の図ではメガホンを持っている女の子となります。

ではその女の子は何をするかと言いますと、各機器とお話しをします。

そして機器ごとのプロフィールが書かれた書類(プロファイル)を制作してくれます。

 

「俺モニターの写太郎!俺はこの赤こんな赤で表現するぜ!よろしく!」や、

「私、プリンターのぷり子。わぁ〜この緑色わたしには出せないわ。似ているこの緑でも良いでしょ!?ウッフ〜ン」

 

・・・みたいな。

 

メガホンの女性(カラーマネージメントツール)は世話役ですね。

それを監督が聞き各機器に指示を出せば一貫した色再現、チームプレーが成り立ちますよね。

 

例えばカメラから画像を受け取った監督がモニターの性格書(プロファイル)を見て一言。

 

「おぅ、モニターの写太郎君、ピーマンの画像を表示してもらいたいけど、お前のところはではこの緑は表示が難しいなぁ〜。少し彩度落としてほんの少し黄色寄りの緑でもいけ」

 

・・・とか、

 

 

出力する時に監督がプリンターのぷり子の性格書(プロファイ)を見て「おぅ、ぷり子、写太郎に表示されているピーマン画像だけどお前のところは心配ないな。補正なしでいつも通りにプリントアウトして」

 

・・・みたいな。

 

監督がいれば安心・安心ですね!

 

 

主に制作するプロファイルは、モニターとプリターとなります。

ご紹介しましたカラーモンキーフォトはこれが簡単に作れます。

 

また「カメラの性格書(プロファイル)は要らないのですか?」と思われるかもしれませんが考えなくても良いレベルです、ホワイトバランスをしっかりとって撮影した画像であれば。

 

というのも最終確認場所、最終加工場はモニター上であり、その最終成果物の確認はモニターか出力された反射原稿のプリントとなります。

ですので、モニターとプリンターの一貫性が重要です。

 

例えるならば、サンマの缶詰を作るとします。

工場と味付けが一貫して管理されていればいつも同じ味となりますよね、理論的には。工場がモニターであり、完成した缶詰がプリントです。

いつも同じ味が出るよう調理方法、調味料など数値管理が厳格におこなわれていなければ、毎回味がバラバラです。作る人の好み、さじ加減で製造されていては大問題です!これでは商品になりません。

それを取り仕切る最終責任者が監督(工場長)です。

極端な話、サンマはどこの国で水揚げされたものでも構いません。

ですので、入ってくる画像もそれほど気にする必要がないというのが私の持論です。

 

 

そしてそのカラーシンクの恩恵を授かれる画像編集ソフトがAdobeフォトショップなのです。

 

 

今回は少し難しい内容でしたが、なんとな〜く、ぼや〜っと、理解していただくだけでも良いかと思います。

 

まとめになりますが、大切なことは撮影前のホワイトバランス設定であり、この数回のお話の中で感じ実践していただければ、今よりもワンステップ高品質な写真になるかと思います。

 

 

 

・・・次回に続く

 

ヒッポ写真事務所・風間大輔 /著

 

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