banner08

第4章

「拡散光の作り方 /バウンス光」

 

こんにちは。

今回はバウンスでの拡散光を見ていきましょう。

「バウンス/bounce」を辞書で調べてみますと「跳ね返り」などとあります。

ですので、撮影での「バウンス光」とは、反射させた光で被写体、その他を照射することになります。

 

では光源を反射させるものは何かと言いますと、主に白のレフ板となります。

色つきのものに反射させると、その色味が被写体にノッテしまうのでご注意下さい。

 

1

また、レフ板を保持する際には「スチレンボードキーパー」や「カポックキーパー」などをご使用いただくことで簡単に保持することができます。

 

では、この光の特徴は何かと言いますと柔らかい光質です。

 

そもそも、柔らかいとは何でしょうか?

 

それは、コントラストが低く被写体に対して隅々までまんべんなく光が回っている状態を指します。

言葉で表現すると「ふわっ」という感じでしょうか。

 

これは、ビデオ撮影などダイナミックレンジの狭い機材での撮影現場でよく見かけられます。

レンジが狭いので、白飛びや、黒潰れなどを予防するため隅々まで光を回す必要性があるからです。

 

 

ではそのセッティング風景を見てみましょう

 

レフ板セッティング例 ↓

2

上記セッティングのバウンス光で撮影 ↓

3

 

一見、軟弱なライティングと思われそうですがそんなこともなく使い勝手がいいかもしれません。

 

その使い勝手とは、撮影後のレタッチを指します。

 

というのも撮影時に白く飛ばしたり、黒を潰したりと追い込んだライティングを行うと撮影後のレタッチで調整幅が狭くなります。

 

白く飛んでデータがない部分、黒くつぶれて階調がない分はどうにもなりません。

 

無いものは無いからです!

ですのでこのバウンス光ライティングは、レタッチ前提の撮影向きと言うこともできます。

 

 

ちなみに、同じセットでパラソルで撮影した写真がこれです↓↓↓

名称未設定-4

シャドウ部の影がバウンス光撮影より濃くクッキリしコントラストが上がりました。

5

 

また、このバウンス光は反射板とライトの距離を自由に設定できることも特長です。

つまり光質(硬柔)を自由に調整できます

まずは、レフ板ライト近づけた場合 ↓↓↓

6

7

 

 

続きまして、レフ板ライトの距離を離した場合 ↓↓↓

8

コントラストが弱くなり、シャドウ部まで光が回り込んでいます。
その結果シャドウ部の再現性が上記「近づけた場合」より表現されています。

9

 

 

また、さらに光を柔らかくしたい場合には、バウンス越しのトレペなどもあり ます。↓↓↓
10

バウンス光をトレペでトレースさせることにより、さらに!影が柔らかく滲んでいます。

11

 

 

それでは、「試しに?」「怖いもの見たさ?(笑)」で最も影の柔らかい

最後の写真「バウンス光のトレペ」をフォトショップでレタッチし模擬硬調にしてみましょう。

 

 

➊ コントラストを高くします

12

 

➋ コントラスト上げたことで彩度が高くなりましたので全体の彩度を下 げます

13

 

➌ 影の部分の締まりを出すために、特定色域の「ブラック系」を選びブ ラックを足します

14

 

❹ 完成

15

 

バウンス光をトレペでディフューズ ↓↓↓         左の写真をレタッチで模擬硬調 ↓↓↓ 16

 

このことから撮影時にはなるべく「飛ばさず、潰さず」を心がけると良 い・・・かもしれません、後で調整できますので。
ただ、撮影時のライティングを詰めた撮影で画像を仕上げておくとレタッチ の手間は減ります・・・・・・・・よ。
「どっやねん!」
と突っ込まれそうですが(笑)
この辺は習うより慣れろです!

 

ヒッポ写真事務所・風間大輔 /著

撮影用品・撮影機材の専門店セブンスランド 撮影用品・撮影機材の専門店セブンスランド